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いつもドキュメントの執筆環境として、あるいはソフトウェアの開発環境とし て Emacs を使っている人には、同じその環境の中でウェブを閲覧できることは 本当に便利でしょう。例えば HTML ファイルを執筆しているのであれば、外部の ウェブブラウザを起動する必要なく、Emasc の中で作成した HTML ファイルをプ レビューできます。プログラミング・マラソンの最中に、迅速に技術文献からサ ンプルコードを切り貼りするといったことだって…
逆はどうでしょう。(すなわちウェブ閲覧の環境で、そのソースである HTML ファ イルを編集したり、参照したりできたら) かっこいいと思いませんか? ドキュ メントを執筆中に emacs-w3m で下見 (preview) して誤字を発見したと想像して みてください。その HTML ファイルをたちどころに修正したくなるはずです。あ なたがウェブテクノロジーに携わるプログラマなら、閲覧中のウェブページ を HTML 形式で閲覧したくなることがあるでしょう、特に、新聞モジュールの作 者の方 (see section 新聞モジュールの作り方)。
HTML ファイルを開いている Emacs のバッファの名前を明示的に指定してバッファ を切り替えることも普通にできますが、emacs-w3m ではそういった目的のために 専用のキーが割当てられています。Emacs-w3m は自分が現在表示しているウェブ ページの URL を知ってるんです。その情報を使わない手はありません。
表示中のウェブページを HTML 形式でそのまま表示しま
す (w3m-view-source
)。
表示中のウェブページの情報を表示します。情報には、タイトル、URL、
ドキュメントタイプ、最終変更日時が含まれます (w3m-view-header
)。
現在閲覧中のローカルファイルを編集します (w3m-edit-current-url
)。
現在ポイントの下にあるリンク先のローカルファイルを編集しま
す (w3m-edit-this-url
)。
ポイントにあるリンクを browse-url
で開きます。
ウェブページのソースをコマンドにパイプします。どんなコマンドを使うかを尋
ねられます (w3m-pipe-source
)。
ここで紹介した以外にも、他のコマンドや Emacs のサブシステム と emacs-w3m を連携させる方法を see section Emacs-w3m を使う洒落た小物たち にて紹介しているので、参考 にしてください。
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