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この項では基本的な emacs-w3m の設定のいくつかを説明します。きめ細かな設 定をしたいならば、たくさんのカスタマイズ可能な変数を デフォルトのままでも結構良いと思うけれど で見つけることができるでしょう。
Emacs-w3m を XEmacs パッケージとしてインストール (see section Emacs-w3m をインストールする) してあれば ‘w3m/auto-autoloads.el’ ファイルが自動ロー ド (autoload) の面倒を見てくれるので、これは必要ありません。
それ以外のすべての場合、以下の行を ‘~/.emacs’ ファイルに入れてくだ さい:
(require 'w3m-load) |
Emacs-w3m のいろんな変数をいじる必要があるときは、‘~/.emacs-w3m’ ファ
イル (これは w3m-init-file
という変数のデフォルト値です) の利用を
推奨します。このファイルは ‘~/.emacs’ と似ていますが、こちら
は emacs-w3m が起動するときに読み込まれます。w3m-command
など幾つ
かのオプションは、このファイルでは変更できないことに注意してください。
あなたが防火壁 (firewall) の中から proxy ゲートウェイを通してインターネッ トに接続している場合は、それを使うように w3m に指示する必要があります。
これにはいくつかの方法があります。一つは環境変
数 http_proxy
を shell 上で、こんなふうにグローバルに設定すること
です:
setenv http_proxy http://proxy.hogege.com:8000/ |
他に、変数 w3m-command-arguments
をカスタマイズして、‘-o’ お
よび ‘http_proxy=http://PROXY_SERVER_NAME:PORT/’ を追加する方法があ
ります。これは ‘~/.emacs-w3m’ ファイルで以下のように行なうこともで
きます。
(setq w3m-command-arguments (nconc w3m-command-arguments '("-o" "http_proxy=http://proxy.hogege.com:8000/"))) |
Proxy ゲートウェイを通すべきではないホスト (イントラネットのサイトな
ど) を指定するには、環境変数 no_proxy
(no-proxy
ではないこ
とにご注意) にコンマで区分けされたホスト名のリストを設定してください。あ
るいは以下のように、変数 w3m-no-proxy-domains
にドメイン名 (ホス
ト名ではない) のリストを設定することもできます:
(setq w3m-no-proxy-domains '("local.com" "neighbor.com")) |
no_proxy
ホストの設定にどうやって正規表現を使うかの説明は、変
数 w3m-command-arguments-alist
のドキュメントを見てください。
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