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2.6 設定しなければならない最低限のもの

この項では基本的な emacs-w3m の設定のいくつかを説明します。きめ細かな設 定をしたいならば、たくさんのカスタマイズ可能な変数を デフォルトのままでも結構良いと思うけれど で見つけることができるでしょう。

Autoloads

Emacs-w3m を XEmacs パッケージとしてインストール (see section Emacs-w3m をインストールする) してあれば ‘w3m/auto-autoloads.el’ ファイルが自動ロー ド (autoload) の面倒を見てくれるので、これは必要ありません。

それ以外のすべての場合、以下の行を ‘~/.emacs’ ファイルに入れてくだ さい:

 
(require 'w3m-load)
Startup File

Emacs-w3m のいろんな変数をいじる必要があるときは、‘~/.emacs-w3m’ ファ イル (これは w3m-init-file という変数のデフォルト値です) の利用を 推奨します。このファイルは ‘~/.emacs’ と似ていますが、こちら は emacs-w3m が起動するときに読み込まれます。w3m-command など幾つ かのオプションは、このファイルでは変更できないことに注意してください。

Proxy Gateway

あなたが防火壁 (firewall) の中から proxy ゲートウェイを通してインターネッ トに接続している場合は、それを使うように w3m に指示する必要があります。

これにはいくつかの方法があります。一つは環境変 数 http_proxy を shell 上で、こんなふうにグローバルに設定すること です:

 
setenv http_proxy http://proxy.hogege.com:8000/

他に、変数 w3m-command-arguments をカスタマイズして、‘-o’ お よび ‘http_proxy=http://PROXY_SERVER_NAME:PORT/’ を追加する方法があ ります。これは ‘~/.emacs-w3m’ ファイルで以下のように行なうこともで きます。

 
(setq w3m-command-arguments
      (nconc w3m-command-arguments
             '("-o" "http_proxy=http://proxy.hogege.com:8000/")))

Proxy ゲートウェイを通すべきではないホスト (イントラネットのサイトな ど) を指定するには、環境変数 no_proxy (no-proxy ではないこ とにご注意) にコンマで区分けされたホスト名のリストを設定してください。あ るいは以下のように、変数 w3m-no-proxy-domains にドメイン名 (ホス ト名ではない) のリストを設定することもできます:

 
(setq w3m-no-proxy-domains '("local.com" "neighbor.com"))

no_proxy ホストの設定にどうやって正規表現を使うかの説明は、変 数 w3m-command-arguments-alist のドキュメントを見てください。


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この文書はTSUCHIYA Masatoshiによって2019年1月月30日にtexi2html 1.82を用いて生成されました。