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Emacs-w3m と SEMI MUA、例えば Wanderlust を使うことによって、 HTML メールを人間が読めるように表示することができます。そうい う MUA は MIME の機能を SEMI (そしてさらに FLIM) に 頼っているので、一般にそれを SEMI MUA と呼んでいます。 SEMI は HTML メールの描画にデフォルトで Emacs/W3 を使いますが、 容易に emacs-w3m で置き換えることが可能です。それによってあなたの電脳生 活はより快適になるでしょう。
単に以下の行を ‘~/.emacs’ ファイルに入れれば良いのです:
(require 'mime-w3m) |
mime-w3m
モジュールと mime-w3
モジュールは、ご想像の通り機
能的にほぼ同じものです (名前も似ているでしょう?)。後者
は SEMI パッケージに含まれています。
記事バッファの HTML の部分では w3m-minor-mode
が on になって、
emacs-w3m のと同じ主要なキーを使うことができます。例え
ば <RET> は、現在位置のリンクが指し示すページに行きます。それ
らのキーは変数 w3m-minor-mode-command-alist
で定義されています。
保安上の理由から、いくつかのコマンドはそれに似た別のコマンドで置き換えら
れていることを心に留めておいてください。
mime-w3m
モジュールに関連するいくつかのカスタマイズ可能な変数があ
ります:
mime-w3m-display-inline-images
非-nil
だったら、画像が HTML メールにインライン表示されます。最初
に default
というシンボルだったら (それがデフォルトです)、この変
数の値は、変数 w3m-default-display-inline-images
の値で置き換えら
れます。たぶん、あなたはこれを変更する必要は無いでしょう。
mime-w3m-safe-url-regexp
安全であると考えられる URL にマッチする正規表現です。デフォルト値 は ‘"\\`cid:"’ で、私たちは ‘cid:’ URL によってメールに含まれ た画像が安全だと考えていることを意味します。悪漢による攻撃について は Gnus で HTML メールを読む を参照してください。
mime-w3m-setup-hook
mime-w3m
モジュールと SEMI の協調動作を設定した直後に実
行されるフックです。デフォルト値は nil
です。
ところで、summary バッファにいるときでも、article バッ ファ (Wanderlust のコミュニティでは message バッファと呼ばれている) の画 像表示をトグルに切り換えることができます。それらの画像が emacs-w3m によっ て表示される場合だけですけれどね。Wanderlust 用の例です:
(defun wl-summary-w3m-safe-toggle-inline-images (&optional arg) "Toggle displaying of all images in the message buffer. If the prefix arg is given, all images are considered to be safe." (interactive "P") (with-current-buffer wl-message-buffer (w3m-toggle-inline-images arg))) (eval-after-load "wl-summary" '(define-key wl-summary-mode-map "\M-i" 'wl-summary-w3m-safe-toggle-inline-images)) |
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ãã®ææ¸ã¯TSUCHIYA Masatoshiã«ãã£ã¦2019å¹´1ææ30æ¥ã«texi2html 1.82ãç¨ãã¦çæããã¾ããã