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3.2 画像表示を ON/OFF する

あなたが使っているバージョンの Emacs がバッファに画像を表示することがで きるならば、あたかも Mozilla のような「グラフィカル」ブラウザのように、 emacs-w3m はウェブページにそれらを表示することができます。下記のコマンド のどれかを使おうとする前に、あなたの Emacs が正しく画像表示に使えること を確かめてください (see section どんなバージョンの Emacs で使えるの?)。

現在のバッファにおける画像の表示を切り替えるには T (‘Info-like’ キーマップの場合は I) を使ってください。それによっ て emacs-w3m はサーバから画像を取ってきて、しかる後にそれらを「グラフィ カル」ブラウザとしてそうなるであろうバッファの位置に表示します。もう一度 キーを叩くと、画像はバッファから消え去ります。

デフォルトでは emacs-w3m は画像を表示しませんが、その振る舞いを変更して 常に画像表示することを選ぶのは可能で、それには変 数 w3m-default-display-inline-images をカスタマイズして、その値 を nil から t に変更する必要があります。 See section デフォルトのままでも結構良いと思うけれど.

さらに emacs-w3m には、画像の拡大縮小、ファイルへのセーブ、または外部ビュー ワで見る、といった気の利いた機能が付属しています。

T (Lynx-like キーマップ)
I (Info-like キーマップ)

現在のバッファにあるすべてのインライン画像の表示をトグルで切り替えま す (w3m-toggle-inline-images)。 transient-mark-mode が on で、かつ領域が設定されている場合に限っ て、その領域内にある画像だけが on になります。

注1: 初めて訪れたページで最初からインライン画像を表示するかどうかは、前 述の通り変数 w3m-default-display-inline-images の値で制御されま す (デフォルトは off です)。しかし、そのバッファを起点にして訪れるバッファ で画像を表示するかどうかは、 w3m-toggle-inline-images-permanentlynil ではない値 (デ フォルトは t) だった場合は、そのバッファで画像を表示していたかど うかの最後の状態を継承します。 w3m-toggle-inline-images-permanentlynil だったら、常 に w3m-default-display-inline-images がそれを制御します。

注2: このコマンドは領域を不活性にします。したがって、再び特定の領域にあ る画像だけを表示したいならば、もう一度その領域を設定しなければなりません。

t (Lynx-like キーマップ)
i (Info-like キーマップ)

カーソルの場所にある単一の画像の表示をトグルで切り替えま す (w3m-toggle-inline-image)。transient-mark-mode が on で、 かつ領域が設定されている場合に限って、その領域内にある画像だけが on にな ります。‘Info-like’ キーマップについては、もし Emacs が画像表示をサ ポートしないならば、このキーは外部ビューワを起動するコマン ド (w3m-view-image) にバインドされます。

M-S-t (Lynx-like キーマップ)
M-S-i (Info-like キーマップ)

現在のバッファにあるすべてのインライン画像の表示を取り止めます。 (w3m-turnoff-inline-images)。

I (Lynx-like キーマップ)

ポイントの下にある画像を外部ビューワで見ます (w3m-view-image)。

M-i

ポイントの下にある画像を外部ファイルにセーブします。デフォルトの名前はそ の画像の元の名前です。それ故に、ほとんどの場合 に M-i <RET> は正しい名前で画像をセーブするでしょ う (w3m-save-image)。

M-[

ポイントの下にある画像を縮小 (zoom out) しま す (w3m-zoom-out-image)。

M-]

ポイントの下にある画像を拡大 (zoom in) します (w3m-zoom-in-image)。


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この文書はTSUCHIYA Masatoshiによって2019年1月月30日にtexi2html 1.82を用いて生成されました。